強力なデジタルマーケティング戦略のつくり方

ECのおかげでオンラインビジネスで成功できるチャンスは無限に広がっています。EC事業者の誰しもが収入を増やし新たな生涯顧客を見つけることを望んでいます。また、あなたのブランドへの需要を増やし、新しいリードを見つけるための方法も数多くあります。しかしECサイトの正しいデジタルマーケティング戦略を選ぶことは必ずしも容易ではありません。

デジタルマーケティング戦略の組み立て方はブランド、ビジネスの目標、そして顧客によって変わります。

今回のブログではもっとも効果的なデジタルマーケティング戦略をいくつかとコンバージョンと売上アップに向けて戦略を導入するための方法をご紹介します。

ECのための強力なデジタルマーケティング戦略

まずECマーケティングについてですが、ECマーケティングとはウェブサイトへのトラフィックを増加させ、そのトラフィックを売上に変えて継続的な利益を生み出すプロモーション戦略のことです。

もっとも強力なデジタルマーケティング戦略ではオンサイトとオフサイトの戦術が採用されています。たとえばこれらの戦略（バックリンク戦略やゲストブログなど）は売上アップを最終的な目標としてSNSでの認知度向上に貢献しています。

また、デジタルマーケティング戦略を使って特定の商品、もしくはあなたのブランドの商品全体の売上を増加させることもできます。

ここまででECのデジタルマーケティングについてご理解いただけたと思いますので、次のセクションでは具体的な戦略についてご紹介します。

#1. ECのSEO

このデジタルマーケティング戦略に投資しないとあなたの努力はすべて水の泡になってしまいます。SEO（検索エンジン最適化）はウェブサイトに多くのトラフィックを送り込むための重要な動力になります。

SEOは広範なトピックではありますが簡潔に説明すると、SEOとはGoogleのアルゴリズムに対してあなたのウェブサイトはユーザーが訪問したがるような品質の高い場所であると伝える信号の組み合わせのようなものです。適切なSEOのベストプラクティスに投資することであなたのウェブサイトのURLや特定の商品ページが検索結果一覧で上位に表示されます。ページが上位に表示されれば表示されるほど多くのトラフィックを獲得できます。

SEO対策の方法

ターゲットキーワードを調べ、それらを商品ページのURLやディスクリプション、本文に含める。
SEOのベストプラクティス用にウェブサイトを最適化
UXを向上させるためのウェブデザイン
信頼できるウェブサイトからのバックリンクに投資

SEO対策することであなたが取り扱っている商品が検索結果に表示されやすくなります。

#2. インフルエンサーとの協業

あなたのビジネスと同じ分野で活動しているインフルエンサーを見つけましょう。必ずしも膨大な数のフォロワーを抱えている必要はありません。マイクロインフルエンサーであってもECビジネスにインパクトを与え、ブランド認知度の向上に貢献することができます。

インフルエンサーとの協働が強力なデジタルマーケティング戦略になる理由を説明します。基本的に、インフルエンサーの協力があればターゲット市場に既にいる新たなオーディエンスを獲得できます。さらに、オーディエンスとの好意的な関係性や信頼関係構築に時間を費やす必要もありません。なぜならインフルエンサーがすでに対応済だからです。インフルエンサーとはブランドの親善大使として働くオンラインの芸能人のような存在なのです。

インフルエンサーマーケティングは販売サイクルを短縮し、一部のユーザーの間であなたのブランドを有名にしてくれます。さらに現在SNS上で直接商品を購入できる方法もあるので、このチャンスを逃さないようにしましょう。

インフルエンサーに報酬を与える方法には次のようなものがあります。

トライアル用に商品を無料で提供する
報酬を支払う
商品に対して特別割引を実施

ある調査によると、80％の企業がインフルエンサーマーケティングは効果的なマーケティング戦略であると感じています。特にECビジネスにとってはInstagramがインフルエンサーを見つける一番の近道ですがInstagramに限る必要はありません。

ターゲットオーディエンスがよく活動している場所を探してみましょう。それはTikTokやTwitchかもしれません。

#3. Instagram

SNSの話題になったのでInstagramについてもお話しましょう。InstagramはECのデジタルマーケティング戦略においてもっとも強力な戦略の1つです。

Instagramのアクティブユーザー数は毎日5億人を超えており、魅力的な商品画像やコンテンツを紹介するにはぴったりの場所です。

ECブランドがInstagramで成功するために重要なのはエンゲージメントです。Instagramでオーディエンスとのエンゲージメントを増やす方法には次のようなものがあります。

コンテストの開催
商品開発の舞台裏をフォロワーに見せる
投稿やストーリーズ、リールに商品を追加して直接フォロワーが購入できるようにする

InstagramにはInstragramショップという独自のショッピング機能があるのでぜひ活用しましょう。

ショッピング機能付きの投稿やストーリーズ
アプリ内での商品購入機能
ショップ検索機能
インフルエンサーのタグ付け

実質的にInstagram自身がECサイトですので、Instragramでのフォロワー数増加にも労力を投資しましょう。

#4. カゴ落ちを減らす

カゴ落ちはEC事業者にとって日常茶飯事です。実際に商品が追加されたカートの内70％がカゴ落ちすると言われています。カゴ落ちの原因は販売プロセスにあり、カゴ落ちの数を減らすためにはこの問題に取り組む必要があります。

カゴ落ちの原因は次のようなものが一般的です。

驚くほど高い送料
面倒なアカウント作成手順
配送に時間がかかる
サイトのデザインが雑
購入手順が長い、複雑
注文の合計金額が事前に分からない
ウェブサイトのクラッシュ
厳しい返品条件
支払方法のオプションが不十分
クレジットカードが拒否された

ユーザーにカゴ落ちメールを送る前にこれらの原因をよく見てみましょう。まず、なぜユーザーが商品を購入せずにサイトを離脱しているかを突きとめる必要があります。

配送料を無料にしたり、配送時間を短縮して急ぎで配送したりすることはできますか？

SSL証明書がない可能性もあるので、安全に商品を購入できるように証明書をインストールしましょう。

購入手順の簡素化や支払方法を増やすことも可能です。

カゴ落ちの原因を特定して対策を講じた後はカゴ落ちメールを送ります。その際にクーポンを提供したり送料を無料にしたりすると売上に結びつきやすくなるかもしれません。

ユーザーは単純にカートにある商品の存在を忘れているだけのこともあります。そういった場合は緊急性やFOMOのニュアンスを含めたリマインダーメールを送り、商品の購入を促しましょう。

#5. 読み手に価値のあるメールを送る

前のセクションでメールの話をしていたので次はメールマーケティングキャンペーンについてご紹介します。メールアドレスの取得だけでは不十分なのでメールの内容も考えて作る必要があります。効果的なECマーケティングのためにはユーザーにとって価値のある、魅力的なメールを定期的に送ることが求められます。

難しく聞こえるかもしれませんがメール配信サービスを利用すれば難しくありません。メールを作成した後はあなたが決めたタイミングでツールが自動的にメールを配信します。

メールマーケティングの例

ユーザーが商品を購入するとすぐに自動でウェルカムメールを作成
過去の購入に応じて関連商品をアップセル
プロモーションコードやクーポンを提供
ブランドの状況や会社のニュース、商品の情報などを毎月または四半期ごとにメルマガで案内
BOGO（1つ買ったら1つ無料）のようなセールイベントを実施して在庫を減らす
会社の創業者から感謝の気持ちを表すメールを顧客ごとにパーソナライズして送る
顧客体験を向上させるためのフィードバックをもらう
商品レビューを募集してプロモーションキャンペーンで共有する

セールイベント向けた自動配信メールの設定は繁忙期に売上を生み出すための素晴らしい方法です。顧客に割引を提供することも良いアイディアの1つです。

#6. ローカリゼーション

オンラインだけでビジネスを展開しているとローカリゼーションの波に乗り遅れてしまうと不安になるかもしれません。しかしブランド認知度の向上や特定の地域での販売というのは、実店舗だけではなくECにも関係があり対策が可能です。。

ブランドのローカライズ、そして特定の市場での顧客を獲得するために使える戦術をご紹介します。

顧客の数が多い場所を特定し、その特定の地域をターゲットにしたプロモーションキャンペーンを実施。
地域や時間ごとに販売数が多い商品を見つける。それらの傾向に合わせたキャンペーンを展開する。
倉庫がある場合は、同じ地域に住んでいるユーザー向けに倉庫の商品を割引価格や送料無料、または速達で提供する。

弊社のローカリゼーションガイドをまだお読みになっていない場合はぜひご覧ください。

まとめ

ECサイトのデジタルマーケティング戦略は多岐にわたります。しかし上手く活用すればブランド認知度の向上や新規リードの獲得、そして売上アップに向けた素晴らしい一歩になります。

Lingbleのデジタルマーケティング専門家はいつでも皆さまをサポートする準備ができています。オリジナルのECマーケティング戦略をご検討の場合は今すぐ弊社までご連絡ください。