国際青少年デーを記念してECで活躍する若者をご紹介

2022年の国際青少年デーは8月12日です。今回のブログではEC業界で活躍する若者、そして彼らが有効活用できるECのチャンスについてご紹介します。

ECは世界中でもっとも急速に成長している業界の1つだということをみなさんはご存じでしたか?2020年以前からその様子は確認できていましたが新型コロナウイルスの大流行によってECの成長スピードは一気に押し上げられました。そしてその勢いが衰える気配は一向に見られません。

ECは若者に自由とお金をもたらすだけではなく、創造力と洞察力を発揮してお金を稼ぐ機会も同時に与えています。

国際青少年デーについて

1999年に国連は毎年8月12日を国際青少年デーとして制定しました。国連では15歳から24歳までの人々を若者として定義しています。この記念日の目的は世界中の若者が直面している問題に対する認識を高めること、そして彼らの功績を称えることです。

国際青少年デーには毎年テーマがあります。昨年のテーマは「食料システムの転換:人類と地球の健康に資する青少年のイノベーション」でした。今年のテーマは「世代を超えた結束:年齢差別のない世界の創造」です。

今年の国際青少年デーは若者に対するエイジズム(年齢差別)の認知度の向上、そしてすべての世代が持つ力をフル活用することをテーマとして掲げています。特に若者はエイジズムという大きな課題を抱えており、労働環境においてその問題は適切に対処されていないことがほとんどです。

国連によると若者は多くの年齢差別を経験しているという報告がありますが、次のような重要な場面においても年齢が障壁になっていると言われています。

  • 雇用
  • 政治参加
  • 医療
  • 司法

年齢が実際に若者の足かせとなり、彼らの個人としての幸福、職業訓練、そして生活に悪影響を及ぼしています。

もっと視野を広げると、若者に対する年齢差別はあらゆる年齢層(特に10代や20代の若者のグループ)に向けた適切な施策や社会サービスの設計の妨げになります。

残念ながら若者に向けられたエイジズムは実際に起こっている問題であり、特に労働環境においては顕著です。しかしECがあれば若者は成功を手にすることができます。

労働環境におけるエイジズム

高齢の労働者に対するエイジズムはよく話題になりますが若者に向けられる差別は放置されていることがほとんどです。

2019年にGlassdoorが労働者に実施した調査では、18歳から34歳までの人々は35歳以上の人よりも多くの年齢差別を経験したと報告されています。

さらにこの調査では、年齢層が高い労働者もエイジズムに直面することもある一方で若い労働者は性差別や人種差別に加えてエイジズムに直面する事例も多いことが明らかになりました。

若者に対する労働環境でのエイジズムには次のようなものがあります。

  • 年配の労働者は自分より年下の同僚からのフィードバックを受け入れない傾向がある
  • 若い労働者は年齢に関するステレオタイプやマイナスな印象で決めつけられる
  • 経験豊富な労働者は年下の労働者には重要な業務を任せられないと思っている

アメリカでは40歳以上の労働者に対する保護制度がありますが40歳以下には何もありません。

ECには職場でまともに取り合ってもらえない若者にエイジズムから逃れられる可能性があります。

好景気なEC業界

ECという言葉が1990年代から世間でよく聞かれるようになりましたが、新たなテクノロジーの進歩とテレワークの台頭によりEC業界は爆発的な成長を遂げました。現在EC業界は世界中でもっとも急速に成長している産業の1つであり、特にアジアとアメリカでは顕著な成長をみせています。

さらに、ネットショッピングの人気も日に日に増えており、進取的な若者にとってECは顧客へのサービス提供と対価の受け取りをする機会を非常に多く与えてくれる存在になっています。今や多くの若者にとって雇用主から給料をもらうよりもECビジネスで成功することのほうがやりがいを感じられるのです。

ここからは新型コロナウイルスの流行中に人気ECプラットフォームを立ち上げた優秀な高校生たちをご紹介します。

EC業界で活躍する高校生

ストラスコーナ・ガールズ・グラマースクールに通う高校生オードリー・ヒラード、ケイト・ヘンリー、メグ・ハリソンの3人は新型コロナウイルス流行の前は同校のTCエンビジョンプログラムに積極的に参加していました。

このプログラムでは、生徒に起業のスキルを教え、実際に小規模のビジネスの立ち上げを支援しています、彼女たちはこのプログラムのネットワークを通じてリーグオブエクストラオーディナリーウィメンのメンターで構成されているグループと連絡を取るようになりました。しかし新型コロナウイルスが大流行し、多くの学校は休校となり、関連プログラムの多くも中止になりました。

生徒たちのビジネスは毎年開催されるマーケットプレイスで発表予定でしたが新型コロナウイルスのせいでイベントが中止となり、彼女たちは代わりにEC業界での道を探ることにしました。

必要は発明の母

気骨のある起業家3人組は他の生徒がオンラインでビジネスを立ち上げられるようにエンビジョン・マーケットプレイスを設立しました。彼女たちはコロナウイルスに負けるのではなく、マーケットプレイスをオンラインで実現することに成功しました。

このオンラインのマーケットプレイス上で他の生徒たちは店舗をオープンすることができました。最終的にこのマーケットプレイスでの売上は1か月で7千ドルを超えるものになりました。

EC業界で活躍する若者の雇用機会

若者の失業率は他の年代グループと比較してもっとも高くなっています。そしてキャリアという梯子の一番下から登り始めると収入も一番少なくなってしまいます。

インフレ率やエネルギーコスト、家賃が世界中で上昇し、若者は生計を立てる中で多くの課題に直面しています。しかしECが与えてくれるチャンスを活用すれば若者はこの困難な時代を生き残れるだけではなく、成功を手にすることもできるのです。

参入障壁が低い

オンラインストアの開設に必要な資金は実店舗を開くよりもはるかに少なく、たとえば賃貸契約における保証金も必要ありません。そして何より賃料が不要なのです。実店舗ではなくオンラインストアを開くことで毎年の諸経費を何千ドルも節約することができます。

また、EC店舗運営のために必ずしもスタッフを雇う必要があるわけではありません。自分一人、もしくはフリーランサーの手を借りるだけでもオンラインビジネスを成功させることは十分可能です。

多くの場合、十分な収入を得られる仕事を手にするためにはそれなりの経験と学歴が求められますが教育費用に加えて機会コストもかかるため、総じて高くつきます。よく考えてみてください。学校で教育を受けているときあなたは仕事もしていませんし、お金を稼いでもいないのです。

大学に行かなかったり、家族を支えるために中退したりする若者はECビジネスでもっと簡単に生計を立てることができます。ECビジネスでは学位も必要ありません。

制限のない営業時間

実店舗は時間と場所に関する法律に従って運営しなければなりませんがECビジネスは年中無休でビジネスを続けることができます。また、祝祭日に従業員に休みを取らせる必要もなく、大きなイベント開催時にもオンラインストアをオープンし続けることができます。

いつでも、どこでも顧客にリーチ可能

ECビジネスのおかげで起業家たちはいつでも世界中の顧客にリーチすることができます。たとえばあなたが今フィリピンに住んでいたとしてもアメリカの顧客に商品を売ることが可能です。これが実店舗であれば販売先が限定されてしまいます。

広告費の削減

特定の地域に限定されない巨大な顧客基盤へのリーチは広告費の削減にもつながります。事実、ECビジネスはお金をかけることなく宣伝できます。店舗のブログを作り、SEO記事を投稿すればGoogle検索を利用するユーザーにリーチできます。

また、PPC広告のコストは特定の地域をターゲットにしたラジオやテレビ、広告よりもはるかに少ないです。

より多くの情報が提供可能に

ECビジネスのもう1つの大きな利点は商品やサービスに関するより充実した情報をユーザーに提供できることです。デモ動画やユーザーレビュー、商品の成分紹介やより詳細な商品情報、メールやウェブ、SNSのコンテンツなどを使って簡単に情報を展開することが可能です。

実店舗の場合、顧客に提供できる情報は個々の従業員の知識量とコミュニケーション能力に左右されてしまいます。

高い拡張性

オンラインストアよりも実店舗のほうが拡張性に限界があり、インフラや資金面で大きな制約に直面します。しかしオンライン限定でビジネスを運営する場合はよりスピーディに、低コストで、そして効率的にスケールアップすることができます。

今すぐECビジネスで成功を収めましょう

老若男女問わず誰しもがECビジネスから多大な恩恵を受けることができますが、特に若者は彼らが直面している経済的な課題の克服においてECビジネスは非常に有益な存在です。

新たにECビジネスの開業をお考えの場合は、ぜひLingbleにお手伝いさせてください。オンラインマーケティングに必要なインフラはすべて準備してあり、アイディア段階にあるEC計画を成功に導きます。

ECで活躍する若者として名を馳せたいとお考えですか?ぜひオンラインで弊社にお問い合わせいただき、今後のことをご相談させてください。